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モモのブログだヨー♪ 日記とか書くかもー
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「モモちゃん今日お客さん来ないし帰っていいよー」

「あーい」

「風強くなってきたから気を付けてね」

「あーい!」




「お先失礼しますだヨー」

「お疲れ様ー」

「……さっぶぃ!!?」

「モモちゃん薄着すぎじゃない?」

「オレ、上着の下タンクトップしか着てナイ…」

「って上着うすっ!」

「だってお昼風吹いてナイだから…」

「風邪ひいちゃだめだよー、モモちゃん最近目のクマ酷いし」

「ご、ごめんなさい…」

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夜更けに帰宅した背ばかり大きい青年、倒れるように床に転がった。

「…どこにいるの…?」

そう呟いて動かなくなった。


数十分後、また立ち上がると部屋を出て行った。







「夢の国で仮装したいですー」

「ハロウィンは仮装オッケーなんだっケ?」

「そうなんですよー桃さーんあたしカボチャやりたいです、カボチャ」

「え、リアルな感じノ?」

「そうです」

「…カボチャパンツとかじゃないノ?」

「リアルなカボチャになれる服あるんですよー」

「へ、へぇ…ソナノ…」

「夢の国のキャラクターに仮装するとしたらナニしますー?」

「うーんどうしよっカナ?」

「あ!桃さんアレ似合いますよ!シンデレラ!」

「しんでれら?それお姫様だヨー」

「似合いますってー」

「そ、そなのカナ…?」







ピカッ……

「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!」





「せんせータダイマー!」

「廊下を走るな」

「ぁぃ…あ、これお土産ね。あと貝殻一杯拾ってきただヨー♪」

「ん、貝殻はいらん」

「えー、キレイなのにー」

「食えんからいらん」

「…せんせ、そういうトコどうかと思う。。」

「うるさい。……臨海学校、楽しかったか?」

「うん!ばーべきゅした!楽しかっタ!」

「そうか」

「みんなでご飯たのしーネー♪」

「ん」

「…せんせ、貝殻いる?」

「いらん」

「…」

「よぉ」

「あ、せんせーいらっしゃーい」

「……宿題まだ残ってるのか」

「うぅぅ、あとちょとだもん」

「早めに終わらせとけよ」

「夏休み入ってすぐ戦争だただカラ出来なかったノー。何か飲むー?」

「ん」

「麦茶しかないだケド、よっと、きゅーけー♪」

「休憩ばっかにならないようにな……お前、またでかくなったか?」

「えー、わかる?187cmなったノー♪」

「……お前身長だけじゃなくても学力も伸ばせよ」

「がんばってるだヨーほらー見てみてドリルー」

「中3のな」







「もーデザイナーさんちゃんと歩いてヨー」

「えへへーモモーモモー♪」

「お酒弱いならそんなに飲まなきゃいいのにー。デザイナーさんお家まで帰れるー?」

「イヤームリー♪」

「えー…じゃあオレの家の方が近いだから泊まってく?」

「んあー…彼氏持ちの男の家になんか泊まれないわよー♪」

「デザイナさん、おねぇになってル…っていうか、アレ?」

「ナニよー、気付いてないわけ無いじゃなーい」

「…ぁぃ…」

「ふーんだ、独り者はさみしく帰りますよー、っとと、じゃねー♪」

「1人でダイジョブー?」

「ダーイジョーブよー、じゃあねーモモー♪」

「あいあーい…」




「あーせんせだー、ただいまー」

「ん」

「無傷で桃たろー帰ってきたヨー」

「鬼退治ご苦労だったな、アイスでも食うか」

「アイス!...あ、でもアイスキャンデーはしばらくいらナイ...」

「ああ、人間アイス...「言わないでー!」

「お前痛いのとか幽霊とかホント駄目だよな」

「むしろ平気な人が考えられないだヨ...」

「っていうかお前鬼とか妖怪は良いのか?」

「む、恐いだケド。今回のは絵巻物とかで見る感じだただからガンバッタ。日本美術、汚しちゃダメだから」

「幽霊も妖怪もさして変わらんだろ、ま、その心意気は立派だが」

「違うヨー、幽霊恐いもーん」

「はいはい、じゃ、アイスキャンデー買いに行こうか」

「だからアイスキャンデーはヤダって!」






『桃!桃!俺見ちゃった!見ちゃった!!』

『……デザイナさん…今2時なんだケド…』

『2時でしょ?見たんだから!初めて見ちゃった!!』

『……ふぁぁ…ナニ見たノー…オレ寝てたんだケドー…』

『幽霊!いや背後霊?とにかく人間じゃないの!ちょーびっくり!』

『…オレ、怖い話嫌いなんだケド…寝れなくなっちゃう…』

『なんかね!制服着てて足が無いの!包帯ぐるぐる巻きでね!』

『…デザイナさん…声でっかい………包帯?』

『そーなの!学生の後ろに立ってて目元包帯で隠してて足無い幽霊!もー鳥肌立っちゃったー』

『…んー…ん?…へ、へぇ、そなノ……』

『創作意欲湧いてきた!お楽しみにね!お休み!!』

『あ、ちょと、うん、お休み……』










「…ビハインド…だよネ…?…」




カクン、カクン、と姫が右足を庇うように歩いていた。





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